神無月(かんなづき)は、旧暦で10月のことです。
10月は全国の八百万の神様が、一部の留守神様を残して出雲大社へ会議に出かけてしまうと考えられてきました。
その為神様が出かけてしまう国では神様がいないので「神無月」
反対に、出雲の国(島根県)では神様がたくさんいらっしゃるので「神有月」と言うわけです。
年に一度、出雲大社に集まった神様たちは、人の運命や縁(誰と誰を結婚させようか)などを話合います。
また、来年の天候・農作物や酒の出来なども話し合われているそうです。
神様の会議で、来年の無病息災・世界平和・良縁についてしっかり話し合って欲しいですね。
ハロウィンは、毎年10月31日に行われる夜の祭りです。
その起源は、紀元前のケルト民族にまでさかのぼります。
古代ケルトでは11月1日から新年になるので、前夜の10月31日に秋の収穫物を集めた盛大なお祭りが開かれました。
日本でいえば「大みそか」「秋祭り」「お盆」が一度に来るようなものだったようです。
その後ケルト民族はキリスト教化していきますが、祝祭の習慣は残り、キリスト教会が11月1日を「諸聖人の日」を意味する「All Hallo」と定めたことから、その前夜=「All Hallo Eve」 が転じて、ハロウィンと呼ばれるようになったと考えられています。
カボチャやカブをくりぬいて作る「ジャック・オー・ランタン」(お化けかぼちゃ)を飾ったり、子供たちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりしますよね。
19世紀に、アイルランド人の移民によりアメリカで定着し、日本では1980年代以降に各地のイベントで、ハロウィンにちなんだ仮装が導入されるようになったそうです。
今年は新型コロナも落ち着いたので、子供たちの「トリック オア トリート」(お菓子をくれないと、いたずらするぞ!)の声が聞かれるかもしれませんね。
どんな仮装が見られるのか?楽しみですね。